歯科矯正とは

1：細菌のコントロール

磨き残し（プラーク）を減らしお口の中のむし歯菌、歯周病菌を減らすことが重要です。これには歯ブラシだけでなく、デンタルフロスの活用が必須になります。

2：力のコントロール

咬む力をコントロールし、安定させることで一部の歯にのみ強い力がかからないように歯並びを整える必要があります。これができる唯一の方法が歯科矯正になります。

歯並びの悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因には、以下のようなものがあります

• 遺伝的要因
• 乳歯の早期喪失
• 口呼吸や舌の位置の悪さなどの悪習慣
• 顎の成長のアンバランス
• 親知らずの影響

これらの要因が複合的に作用し、不正咬合を引き起こすことがあります。

歯科矯正を始めるタイミング

歯科矯正は年齢を問わず始めることができますが、一般的には以下のようなタイミングが考えられます

• 子供の場合：前歯が生え変わった6〜7歳頃から
• 大人の場合：いつでも開始可能

早期に治療を開始することで、将来的な問題を予防できる場合もあります。ただし、個々の状況に応じて最適な開始時期は異なるため、歯科医師との相談が重要です。

歯科矯正のメリット・デメリット

歯科矯正の種類

主な歯科矯正の種類には以下のようなものがあります

• 表側ワイヤー矯正：昔からある方法で、ほぼすべての症例に対応可能
• 裏側ワイヤー矯正（リンガル矯正）：装置が目立たないが、費用が高め
• ハーフリンガル矯正：上の歯は裏側、下の歯は表側に装置を付ける方法
• マウスピース矯正：透明な装置を使用し、目立ちにくく痛みも少ない

それぞれに特徴があり、患者様の状態や希望に応じて最適な方法を選択します。ただし、自分だけで判断せず、必ず歯科医師と相談の上で決定することが重要です。
歯科矯正は口腔の健康と美しさを両立させる素晴らしい治療法です。メリットとデメリットを十分に理解した上で、専門医とよく相談しながら治療を進めていくことをおすすめします。