現在、インビザライン矯正は歯を抜かない治療だけでなく、歯を抜いて行う治療も行う事ができます。ここが他のマウスピース矯正との大きな違いです。なるべくは抜かずにできる方法を患者様と共に考えますが、患者様のご希望や歯と顎の大きさの不調和がある場合、歯を抜いて矯正治療を行った方がいい場合もあります。
(抜歯を伴う治療の場合、治療効率を考えて一時的にワイヤー矯正を併用する場合があります)
インビザラインのメリット・デメリットは?
Target / Merit / Demerit
Target / Merit / Demerit
インビザライン治療にはメリットだけではなくデメリットもあります。これをしっかりと踏まえて本当にあなたに適した治療なのかをご自身で判断して頂きたいと思います。良い事ばかりに目を向けて治療をはじめ、途中で「こんなはずじゃなかった」と治療を放棄してしまう事のないよう、当院では十分に時間をかけてご説明いたします。
現在、インビザライン矯正は歯を抜かない治療だけでなく、歯を抜いて行う治療も行う事ができます。ここが他のマウスピース矯正との大きな違いです。なるべくは抜かずにできる方法を患者様と共に考えますが、患者様のご希望や歯と顎の大きさの不調和がある場合、歯を抜いて矯正治療を行った方がいい場合もあります。
(抜歯を伴う治療の場合、治療効率を考えて一時的にワイヤー矯正を併用する場合があります)
インビザライン治療の対象外のものは以下です。
みなさんこんにちは。横浜関内矯正歯科ブランシュ 歯科衛生士の田中です。
今回は、『歯並びの種類』ついてお話ししていきます。
みなさんは、自分自身・お友達・ご家族の歯並びに注目したことがありますか??
歯並びが良い人は”清潔そうだな” ”なんだか仕事ができそうな雰囲気だな” “上品そうな人だな”などと良いイメージを持たれる事が多いと言われているそうです。
現在、新型コロナウィルスの影響でマスクをしていない人はほとんどいない生活様式になりましたね。マスクで口元を隠すのが当たり前のこの時代、コロナ後に初めて知り合った人の口元・歯並びは一度も見た事がない!マスクを外してびっくり!なんて事も思い当たるのではないでしょうか?
私は職業柄、人のお顔を見るときはまず初めに歯並びを見てしまう。という変な癖があります。マスクをしていても骨格などから歯並びを予想してしまう。なんて事も。。。(笑)矯正歯科業界あるあるでしょうか。テレビに出てくるタレントさんや女優さんも、「綺麗だなぁ〜でもあそこの歯並びを治せばもっと良くなりそうだな!」「最近歯並び変わったな〜矯正治療で綺麗に歯並びを整えたのかな?」などと勝手に思っています。
日本では、とある国民的アイドルの方の八重歯が可愛いとブームになり、付け八重歯が流行ったそうです。アメリカでは八重歯のことを「ドラキュラ・トゥース」と呼び、八重歯は治すもの。という考えが浸透しているそうです。欧米人と日本人の歯並びに対する考え方の違いはとても面白いものです。
そんな歯並びにも様々な種類があることをご存知ですか?不正咬合の種類をいくつか代表例をご紹介したいと思います。
など様々な種類が存在し、噛み合わせに問題がある方はこれらをいくつか併せ持っていることも多いです。
このような悪い歯並びが原因で起きるトラブルがいくつかあります。
歯列矯正は不正咬合を正しい噛み合わせに治す治療です。矯正治療はただ単に見た目だけをよくする物。とイメージされる方も多いかもしれませんがこれらのトラブルも改善できる可能性があります。矯正治療はとても奥が深いものですね^^
インビザライン治療が日本に入ってきて10年以上が経過し、最近では一般の方でも治療のオプションとしてその存在を知る人が増えてきました。
沢山の歯科医院がインビザラインを導入し、患者さんも都心部だけでなく近くの歯科医院でもインビザラインを用いた矯正治療を受けることができるようになったことは、患者さんにとって良い事ですが、その反面、「治療が上手くいかない」「綺麗に並ばない」「最初の説明以上に期間がかかる」「ちゃんと噛めない」などのトラブルも増えてきたように感じます。では、なぜこのようなトラブルが起きてしまうのでしょうか。色々な考えがあるとは思いますが、10年以上臨床の場でインビザライン治療を続けてきた経験から以下のような問題があると考えられます。
インビザラインは矯正治療の精密検査の過程で口腔内スキャナー「iTero」シリーズを使用します。実際に検査を受けてみると分かるのですが、スキャナーを利用して数分で簡単な治療シミュレーション(プログレスアセスメントといいます)を作成することも可能です。患者さんがこの機能を実際に体験するととても感動すると思います。歯のデコボコや出っ歯が治った様子をみることができるのですから。実際に初診時に利用している歯科医院も多く、見た目の改善を大まかに見ることができる機能としてとても良い機能であると思います。
しかし、実際の治療はそんなに簡単ではありません。精密検査で得られた資料を分析し、診断し、診断に従った治療方針を立てないといけません。それが患者さんのお口の中で実現可能な治療方針かを検討し、患者さんに治療前にしっかりと伝えないといけません。
歯科医師でも、この機能を実際に見てしまうと、あたかもそれ通りに治療が進むと思ってしまう程です。そして、ついその情報を信じてしまい、それが実現可能ではない治療方針であっても、気づかずに治療に入ってしまい後で痛い目をみることになるのです。
矯正歯科治療は、歯科治療の中でも比較的高度で難易度の高い治療項目です。いくら機械が進化してもそれを正しく使い、歯科医師が自分で診査診断、治療方針を決めなければ、いい治療結果が得られることはないのです。
インビザラインはワイヤーの矯正治療と同様に歯に力をかけて、動かす為の「道具」です。道具が違えば、目的は一緒でも使い方が違います。患者さん目線で考えると、当クリニックのホームページにも記載がありますが、インビザラインには様々な利点があります。これらは、色々なところで書かれていることですので、こちらでは省略します。
では、歯科医師側で考えないといけないメカニクス(治療をする上での装置の治療特性)とはなんでしょうか。色々と複雑な話になってしまわないように簡易的に分かりやすく書いてみようと思います。
まず、歯の動きに得意、不得意があります。例えば、日本人に多いと言われている出っ歯を例にしてみましょう。出っ歯とは上の前歯が前に突き出ている事を指します。これには様々な原因があるのですが、その一つに奥歯の関係が悪いことが挙げられます。上あごの奥歯が下あごの奥歯より前に位置していると、当然、上あごの前歯は出っ張ることになります。こういった方を治療する場合は、奥歯を奥に下げ正しい位置に戻す治療方針と途中の歯を抜き、そのスペースを利用し前歯を下げてあげる治療方針があったりします。この例でいくと、前者はインビザラインの得意は歯の動きとなり、後者はワイヤー矯正の得意は歯の動きとなります。(もちろん実際は他にも色々と考えることはあります)
これを知らずに、ワイヤーのような動きは矯正装置としては同じである、インビザラインでも可能であろうと思いこみ治療をしてしまうと思った動きを実現する事ができず、困ったことになってしまいます。
インビザラインが日本に入ってきて10数年が経ちますが、まだまだ、歯科大学の教科書にも詳しく記載がない状況です。こういった状況の中で上記のような事をしっかりと勉強し、情報を常にアップデートしていかなければなりません。時には今までの常識を疑ってまでインビザライン治療に向き合っていかないといけません。そういった姿勢を持たずに、不用意にインビザライン治療を進めてしまうと患者さんにとっても不利益な治療になってしまます。よくある誤解としまして、抜歯治療はインビザラインでは行えない、インビザライン治療はワイヤー治療より治療期間が長い、ワイヤー矯正の方がインビザラインより歯が綺麗に並ぶ、といったものはすべて上記と同じように勉強不足からくる誤解になります。患者さんも様々な情報をご自身で得られる時代です。矯正治療は基本的に一生に1回だけ行う治療です。慎重に治療を進めて、値段治療を決めず、納得いく治療結果となり素敵な笑顔を得られることを願います。
最後は患者さんのよくある誤解によって、治療結果が良い結果にならない場合です。まずインビザラインは装置の名前であり、道具です。つまりインビザラインであればどこでも同じ治療結果になる訳ではありません。治療効率、期間、偶発症のリスク、仕上がりの綺麗さはすべてその道具を扱う、歯科医師の力量によって大きく左右されます。インビザラインは日本に入ってきて十数年と言いましたが、まだまだ発展途上の装置であり、システムです。我々、歯科医師も日々もっとこういう機能があったらいいな、上手くいかない事もあり、それを患者さんの不利益にならないようにどうやってリカバリーしていこうかと日々考えながら治療を行っております。患者さんにもそれを理解してもらい、歯科医師と一緒に治療を頑張っていかないといけません。装着時間だけでなく、顎間ゴムというゴム掛けもあり、面倒な事も多くありますが、それを頑張った方にだけ、良い治療結果が待っています。歯科医師の治療計画の正しさと、患者さんの頑張り、どちらも欠けてはいけないのです。
昨今では、歯科界は空前のマウスピース矯正ブームです。皆さんもインビザライン以外のマウスピース矯正装置の名前を聞いたことがあると思います。マウスピース矯正はどの装置でも同じような治療結果が得られると思っている方も多いのではないでしょうか。これもまた誤解です。マウスピース矯正の中でも、ワイヤー矯正と同等かそれ以上の治療結果を出すことができるのは現在のところ、インビザラインのみになります。もちろん、昔矯正治療の既往歴があり、僅かなあと戻りを起こしてしまって、それを再治療で治すといった場合は、色々なマウスピース矯正システムが適応となってきます。しかし、初回の矯正治療で、デコボコが多い、出っ歯、受け口がひどいといった状況ではインビザラインを用いた、正しい治療計画が必要になってきます。
インビザライン治療で後悔のない治療を患者さんが受けることができ、一人でも多くの方が素敵な笑顔、正しいかみ合わせになられることを願います。
インビザライン治療は良く「目立たない」「簡単」「手軽」のようにインターネットやSNS上で見かけることがありますが、はたして本当でしょうか?
横浜関内矯正歯科ブランシュは2020年8月に開業の比較的新しい歯科医院ではありますが、院長の尾崎と副院長の穴沢は、インビザラインが日本に入ってきて臨床的に広く使われ始める2012年頃から10年以上にわたり数多くのインビザライン治療に携わってきました。
その中で感じることは、けしてインビザライン治療は「簡単ではない」ということです。「簡単」「手軽」と治療をスタートし、後悔している方のセカンドオピニオンを受けたことがあり、非常に心を痛めています。
「簡単ではない」
いったいこれはどういうことか、解説いたします。
インビザラインは1997年にアメリカで開発されたマウスピース型の矯正装置です。日本には2006年に導入され、2022年現在世界で1100万人もの人に選ばれています。透明のマウスピースを1週間に1度交換していくことで、徐々に歯並びを整えていく画期的な装置です。
比較的目立たず、食事や歯磨きは外して普段通りに行うことができ、快適に治療を行えます。
しかし、「簡単」「手軽」のイメージやメリット「だけ」を信じて治療をスタートし後悔してしまう方が一定数いらっしゃいます。
では後悔しないためにできることをお伝えしましょう。
ポイントは4つあります。
まず1つ目は「メリットだけではなくデメリットも理解して選ぶ」ことです。
インビザライン治療のメリット/デメリットにもありますが、インビザライン矯正装置は取り外しができるメリットの反面、決められた装着時間を守らなければ治療計画通りに進まない、というデメリットもあります。決められた装着時間を守らないと歯が動かない、わけではなく、インビザライン矯正装置を装着していない間に歯が後戻りしはじめ、装置がはまらなくなり治療を途中からやり直ししなくてはいけなくなってしまいます。
一見、メリットの「取り外しができる」ことは良いことに感じやすいですが、治療成功のために毎日装着時間を守ることができるか?ご自分の性格と矯正治療に対する本気度で選択することをお勧めします。
2つ目のポイントは「どこの歯科医院でインビザライン治療を受けても結果は同じ、ではない」ということです。
インビザライン矯正装置で治すのだから、どこの歯科医院で治療をしても同じ、と思われがちですが、全く、全く!違うのが重要なポイントです。
インビザラインの治療計画はAIが作るわけではなく、どの歯科医師がどのように診断をするか?によって全く異なります。そして異なるのは治療計画だけでなく、治療ゴールも異なります。
この「どのように」には、2つ要素があります。ひとつはその歯科医師のこれまでの矯正治療に対する学びと経験の深さです。歯学部で学ぶことのないインビザライン治療のメカニクスは、メーカーの勉強会はもちろん、最近多くなってきたインビザラインに関わる書籍、さらには様々な研修やセミナーなどでの情報収集はもちろん、実際に臨床経験がどの程度あるか、によって診査診断がかわります。
3つ目は、本質的なカウンセリングがなされているか、です。これは歯科医師はもちろん、携わる歯科衛生士やカウンセラーの力量によって左右されます。相談者の主訴や悩み、希望などを聞かずに口の中だけをみて、治療プランを組んでしまうと「思っていたのと違う・・・」という後悔が引き起こされてしまいます。
「歯並びを治したい」→「さぁ、やりましょう」ではなく、どこに問題を抱え、どこがどのようになると幸せなのか、しっかりと相談者の気持ちを聴きだし、最良の治療計画を立てるためにチームで取り組んでいる歯科医院で行うことが大切です。
納得してから治療をスタートしましょう。
4つ目は、見かけの症例数だけで判断するのは危険、ということです。
現状、インビザラインを扱う歯科医院は増える一方で、それに並行してインターネットやSNSで「○○プロバイダー」を取得している歯科医院も多くなってきました。これは1年間でインビザラインの契約数が一定数超えた歯科医師に与えられるメーカー発行の称号です。数多くの方が契約していることは事実です。しかし、ここで重要なのはあくまで契約、スタートした数ということです。スタートした治療は、しっかりとゴールへ向かう必要があります。しかしインターネットやSNSではこの「治療終了した症例数」を調べることはなかなか困難です。
数多くの症例を経験されてる歯科医師は、それだけ知見も豊富です。しかし治療開始だけで判断するのは冷静な判断も必要です。矯正相談に行かれた際は、ご自身の症例に似たものを見せてもらったり、過去の治療実績を見せてもらえると判断材料になりますね。
今回は、せっかく決断した矯正治療で「後悔」しないためにできる4つのことをお伝えいたしました。
どの矯正装置でやるか?はもちろんですが、どこでやるか?が非常に大切なポイントです。あなたの決断が後悔なく、ここでやってよかった、そう思えるように応援しています。
さて、突然ですが私は高校生の頃まで歯並びがとても悪かったです。。。デコボコに並んだ歯、生まれつき足りない歯も1本あり、私にとって歯並びが一番のコンプレックスでした。笑う時に手で口元を隠すのは当たり前。学生時代にプリクラが大流行しましたが、歯を見せてにっこり笑って撮る事は意地でもしなかった事を今でも鮮明に覚えています。小・中・高校生時代の卒業アルバムや、楽しかったはずの部活動の写真でさえも絶対に歯を見せて笑っていません。よほどコンプレックスだったようです。笑
当時高校生だった私は歯並びを綺麗に治したい気持ちはとても強かったですが、矯正治療って大変そうだな。歯医者さんにも両親にも相談しづらいな。時間がないな。ワイヤーは装置が目立つし嫌なんだよな。と不安要素しかなくそのままにしていました。
自分を変える。矯正治療を受ける。ってとても勇気が必要ですよね!
そんな私の背中を押してくれた歯科衛生士さんがいたのです。その方は、私が定期検診で歯医者さんへ受診した際に矯正治療を提案してくれました。上記にあるように私もまさに、矯正治療はただ単に見た目だけを綺麗に治すイメージでした。ですがデコボコしている歯並びを綺麗に整える事で今より歯磨きがしやすくなるよ!虫歯や歯周病の予防になるんだよ!などと沢山ポジティブな要素を教えてくださりました。
でも、矯正装置ってとても目立ちますよね・・・(泣)と相談すると、目立つのが気になるのであれば『インビザライン』という装置があるけどどうかな?と提案してくれたのです。今から10年前の出来事です。当時はまだインビザラインなどのマウスピース矯正が日本に浸透していなかった時代なので、こんなマウスピースで歯並びを治せるの?!と、とても衝撃を受けたことを覚えています。
すでにご存知の方も初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、インビザラインとは、アメリカのアラインテクノロジー社が開発したマウスピース型の矯正装置のことです。一週間に一度、マウスピースを交換していく事により歯を動かすシステムです。
などのメリットがあります。
たくさんメリットはあるんだけど装着時間がとても大切で、しっかり時間を守ってマウスピースを付けないと治らないんだよ!とメリットだけではなくデメリットまでしっかり教えて下さった歯科衛生士さん。その方のおかげで私もインビザラインで矯正治療を開始し、歯並びを綺麗に治すことができました。
そして矯正治療をスタートさせた事がきっかけで歯に興味が生まれ、歯科衛生士を目指し今では矯正治療に関するお仕事に携わることができています。
以前の私と同じように、自分の歯並びを治したい!と勇気を持ってお話を聞きに来てくださる方のサポートができるこのお仕事、私はとてもハッピーな仕事だなと誇りに思っています!
横浜関内矯正歯科ブランシュでは、矯正相談を無料で行なっております。院長・副院長、スタッフ全員がインビザライン治療経験者です。私もその歯科衛生士さんの様に患者様に親身になってサポートし、背中をポンっと押してさしあげれるよう、日々勉強しております^^
是非皆様の悩みや不安なことをお聞かせください!ご予約はWebからお取りいただけます。
当院で採用しているインビザライン矯正は、マウスピース矯正装置の中でもダントツに症例数が多く(2022年5月時点、全世界で1200万人)、対応症例も幅広い矯正治療です。矯正治療はもちろん、インビザライン矯正にも興味はあるけど不安も多い、そんな方も多くいらっしゃるかもしれません。
今回は気になるインビザライン矯正治療の【期間】【痛み】【費用】について取り上げていきたいと思います。
気になる治療期間ですが、これはもちろん症例により異なります。ワイヤー矯正よりも時間がかかると言われることもありますが、技術や素材が進化している現在ではほとんど差はありません。一般的に治療期間は1~2年半程度です。
ここでは治療期間を長引かせず、できるだけ計画通りに進めるためのポイントについてお話します。
治療計画通りに歯を動かし、当初の予定通りに治療を終えるためには装着時間をしっかり守ることがとても大切です。さらにできるだけ着脱回数を減らし、継続的に装着しておくこともポイントです。食事をするときと歯を磨くときは外していただけます。
アライナーチューイーとは、シリコンあるいはソフトプラスチックの丸い棒状のものです。(シートタイプのものもあります)
インビザラインのアライナーは治療計画にしたがって、その治療計画のゴールまでのアライナーがすべて一度に届きます。(枚数は症例によって違います)
届いたアライナーはすべてに番号が振られていて、1番のアライナーの次は2番、そして2番のアライナーの次は3番と、ゴールの歯列の形に向かって少しずつ形が進んでいます。
交換する新しいアライナーは、現在の歯列よりも少し先に進んだ形のアライナーであるため、指で押しこんだだけでは気づかない部分に浮きが生じることがあります。
歯に適切な力をかけ治療計画通りに歯を動かすためには、アライナーチューイーをしっかりと噛み、歯とアライナーをフィットさせることが大切です。
定められた来院時期を守ることで、治療計画に修正がある場合など、迅速に対応することが可能です。来院時期を逃し、キャンセルなどで先に延びれば延びるだけ、治療期間も長引きます。
アライナーを失くしたり、壊したり、決められた装着時間が守られない状態があると、アライナーが元の治療計画から逸れ治療途中でアライナーすべてを作り直しする必要が出てくる場合があります。それにより当初の治療計画より期間が延びてしまいます。
決められた交換頻度を守り、食事の際に外したアライナーは紛失しないように必ずケースに入れるようにしましょう。
「矯正治療は痛い」という不安や心配をお持ちの方も多いと思います。矯正治療は歯を動かす治療ですので、痛みが全くないとは言えません。
そして痛みの感じ方は人それぞれで、食べ物を噛むことで感じる痛み、歯をずっと押されているようなジワーンとした圧迫感や痛痒さなどが痛みとして現れることがあります。
逆にこの痛みがあることで「歯が動いているという実感を得られる」と感じられる方もいらっしゃいます。しかし、痛みに不安をお持ちの方も多くいらっしゃいますので、ここでは痛みが発生しやすいタイミングや、インビザライン矯正治療がワイヤー矯正よりも痛みが少ないと言われている、その理由についてお話しします。
上記のようなタイミングに感じる違和感や、圧迫感などを痛みとして捉える場合があります。大きな問題がない場合、装着して1~2日くらいで落ち着いてくることがほとんどです。
ワイヤー矯正とは、歯の表側や裏側にメタル(金属)、白色のプラスチックやセラミック製のブラケットという装置をつけ、そのブラケットに通したワイヤーを調整しながら歯並びを整える矯正方法です。
ワイヤー矯正では、一般的には1ヶ月毎にワイヤーを調整し、1回の調整で約1mm、歯を動かす力をかけていきます。
一方のインビザライン矯正は、1枚のアライナーで最大0.25mm歯を動かす力をかけることができます。アライナーの交換頻度が1週間に1回の場合、4枚(約1ヶ月)で1mm、動かすことができる計算です。
つまり、同期間(約1ヶ月)で動かす距離は約1mmと同程度でも、ワイヤー矯正と比較しインビザライン矯正は歯にかける力を4回に分散してかけているということになります。これがワイヤー矯正よりもインビザライン矯正の痛みが少ないと言われている理由のひとつです。
しかしながら、痛みの感じ方はそれぞれです。治療期間中の痛みや不安については、いつでも当院スタッフにご相談下さい。
歯科の診療には保険診療と自由診療の2種類があります。保険診療は使用できる材料や治療方法が国の規定で定められており、全国どこのクリニックでも同じ内容の治療を受けることができるものです。医療費は一部負担するだけなので、比較的安価に治療を受けることができます。
自由診療は、自費診療、保険外診療とも呼ばれます。保険診療のような制限がないため、治療の目的に最新最適な技術や素材を使用して、丁寧に時間をかけて機能性や審美性を追求することができる方法です。治療費用は全額自己負担となるため、費用が高額と感じる方もいらっしゃいます。
インビザライン矯正を含む矯正治療は一部の症例を除き、自由診療です。
自由診療はクリニックで治療費用を定めることができるので、クリニックによって治療費用は異なります。
あくまでも相場なので、異なる場合があります。
また、矯正装置の種類によっても費用は異なり、下記の費用設定が多く見られます。
【裏側ワイヤー矯正】 > 【インビザライン矯正】 ≧ 【表側ワイヤー矯正】
矯正治療が「高い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、矯正治療を行うことによって、口腔内の状況が改善され、審美的な面だけではなく、咀嚼や発音などの機能面、そして全身の健康にも良い影響を与えます。
この先の人生で、自信を持って歯を見せて笑えること、そして自分の歯で健康にいつまでも美味しく食事がいただけること、その価値を是非一度想像してみてください。
当院の費用に関しては料金ページご覧ください。キャンペーンなどを行っている時期もございますので、お気軽にお問合せ下さいませ。
矯正治療中の食事事情について、不安や疑問を持たれる方は多いのではないでしょうか?
「マウスピースをつけたまま食事はしていいの?」「インビザライン治療中に食生活で気をつけることはあるの?」これらはインビザラインをスタートされる方から必ずと言っていいほど受ける質問です。これから数年間、生活を共にする矯正装置なのでとても気になりますよね。
結論から先に申し上げますと、私は「食事の際は必ずマウスピースを外してください。」とお伝えしています。
では「なぜ外した方がいいのか?」「注意することはあるか?」「外食時に気をつけるポイントはなにか」?など、インビザライン中の食事事情について解説していきます。
インビザラインとは、アメリカのアラインテクノロジー社が開発したマウスピース型の矯正装置です。カスタムメイドされたマウスピースを一週間に一度交換することにより、歯を徐々に動かす装置です。マウスピース型なので、自分で好きな時につけたり外したりすることが可能です。
インビザラインのマウスピースの事をアライナーと呼びます。アライナーの厚さはわずか0.5mmです。一般的に食べ物を噛む力は、男性で60kg、女性で40kgほどの力がかかると言われています。ですので、アライナーを装着したまま食事をしてしまうことでアライナーが破損してしまう可能性があります。
破損したアライナーを修復することは難しいので、新しいアライナーを再製作する場合があります。そうすることで治療期間が伸びてしまったり、追加で費用が発生してしまう場合もあるので注意が必要です。
普段、歯の表面についた食べかすは唾液による自浄作用で洗い流してくれます。ですがアライナーを装着したまま食事をすると、食べかすが歯とアライナーの間に溜まってしまいとても不衛生な状態になります。そのような不衛生な状態が続いてしまうことで、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
矯正治療中にむし歯や歯周病になってしまうと、治療期間が長引いたり治療計画が変更になってしまう可能性があります。何より、せっかく歯並びを綺麗に整えているのにむし歯や歯周病になってしまうと本末転倒ですよね。
食事の際にはきちんとアライナーを外すこと。そしてインビザライン治療をきっかけに、今まで以上に歯磨きをこまめに行ったり、歯と歯の間の汚れを取るデンタルフロスを活用するなど、お口の中を清潔に保つ良い機会になれば一石二鳥ですよね。
アライナーを装着したままでコーヒーや紅茶、カレーなど色の濃い物をとってしまうとアライナーが変色してしまいます。せっかく綺麗で透明なアライナーが茶色くなったり、黄色く染まってしまうのは避けたいですよね。
ここまで「食事の際にアライナーを外した方がいい理由」について解説しました。デメリットが多いな?大変そうだな?そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。ですが反対にアライナーは食事の際に外すことができるので、なんでも好きなものを食べる事ができるのがメリットだと言えます。
従来型のワイヤー矯正は自身で着脱する事ができないので、固い食べ物を食べてしまうと装置が外れてしまいます。例えばりんご・手羽先・大きなお肉など、かぶりつく硬い食べ物などは注意が必要です。ガムやキャラメルなどの粘着性の高い食べものも、装置に絡まってしまう為多少の食事制限があるのです。
インビザラインは着脱が可能だからこそ、外しさえすればなんでも好きなものが食べられて嬉しいですね。
アライナーを装着したまま飲んでも良い飲み物は、基本的に水のみです。
先ほどアライナーを装着したままコーヒーや紅茶を飲んでしまうと、アライナーが着色してしまうと述べましたが、透明な飲み物であればなんでも飲んでもOKというわけではありません。世の中には透明でも砂糖が入っている飲み物、酸性が強い飲み物はたくさん存在します。例えばスポーツドリンクや清涼飲料水などです。アライナーと歯の間に糖や酸が付着し続けるとむし歯や歯周病の原因になるので注意が必要です。
運動をする際にスポーツドリンクを飲んでいた。仕事中にコーヒーをよく飲んでいた。という方はインビザライン治療スタートをきっかけに、お水に変更したり時間を決めて飲む生活スタイルにシフトできるといいですね。
インビザライン治療中の食事事情について解説してきましたが、アライナーを何度も何度もつけたり外したりすることは注意が必要です。
インビザライン治療で最も重要なことは装着時間です。アライナーを1日22時間装着することで歯が動き治療が成功します。22時間を大きく下回ったり、外す回数が多くなると正しい力がかからないので歯が動きません。ですので、間食するたびに何度も外すと言った事がないように食事の時間を決める、間食を減らすなどの工夫が必要です。
よく外食をする方は装着時間を守ることを特に注意する必要があります。
外食時でも装着時間を長く確保できるポイントは以下の3つです。
よくある事例は、
「どうせこれから食事をするからアライナーを外さなくてはいけない。会社から外して出かけよう。(もしくは家から外して出かけよう。)」というパターンです。気づいたときには5〜6時間外してしまっていた!など装着時間が極端に短くなりがちです。食べる直前に外し、食べ終えたら装着して帰る。これらを意識するだけで装着時間の確保につながります。
「インビザライン治療をスタートしてから外食の回数を減らしています。」「本当はもう少し外食の回数を増やして楽しみたいです。」そんな気持ちを話してくださる患者さんもいらっしゃいます。歯並びを綺麗に整えるという とても前向きなアクションを起こしているにも関わらず、それが原因でプライベートが充実しない、我慢ばかり強いられるのは悲しいですよね。
メリハリをきちんとつけて、外食や旅行時の食べ歩きなど楽しみながら、ストレスのないインビザラインライフを楽しんでいただきたいと私たちは考えています。
インビザライン治療は、アライナーを外して歯を磨く事ができるのでとても磨きやすいです。歯が動いてくると今まで詰まらなかったところに食べかすが詰まるようになります。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシなど上手く活用し清潔な環境を保ちましょう。
持ち運びのしやすいサイズのマウスウォッシュなども、外食の際にとても役に立つのでおすすめです。
今回はインビザライン中の食事事情について解説していきましたが、私たち横浜関内矯正歯科ブランシュは歯科医師・歯科衛生士の全員がインビザライン治療経験者です。実体験をもとに食事について、外食について、歯磨きについてアドバイスいたします。当院では無料相談を受け付けておりますので、歯並びについてお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
「そもそも「親知らず」ってどこの歯?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「親知らず」とは、大人の奥歯の中で最も後方に位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
「親知らず」は一番前の歯から数えて8番目にあり、生える時期が大体10代後半から20代前半で、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
そして「親知らず」の生える本数は人によってさまざまです。もともと「親知らず」が全くない方もいますし、上の2本だけ、下の2本だけ、あるいは1~3歯だけという方もいます。
顎の骨に埋まっていることも多いので、歯科医院でレントゲンを撮ったら実は「親知らず」があったことに気づく場合も多々あります。
矯正治療をするしないにかかわらず、「親知らず」が斜めや横に生えている、すでにむし歯や歯周病になっている、繰り返し痛みが出ている、あるいは手前の歯に影響があるといった場合は、抜歯となるケースが多いでしょう。
では、この「親知らず」はインビザライン治療にはどのような影響があるのでしょうか?
矯正治療では、歯並びを整えるためのすき間を作る方法がいくつかあります。
上記①~⑤は、それぞれ確保できるスペースが異なり、併用することによって、歯を並べるために必要なスペースを確保していきます。
そしてこのうち、インビザライン治療が得意とする奥歯を後ろに送る③の遠心移動で、「親知らず」がその手前の歯を圧迫していて遠心移動の妨げになると予測できる場合、「親知らず」は抜歯となります。
では、どのタイミングで「親知らず」を抜歯すればよいのでしょうか?
治療計画の中で、奥歯の遠心移動はほぼ最初に行われますので、患者さんにはインビザライン治療を始める前に「親知らず」の抜歯を完了していただきます。
そのため、治療開始まで通常より時間がかかるということも理解しておきましょう。
奥歯の遠心移動が必要なケースとしては目安として下記が挙げられます。
*下記の歯並びでも症例によっては遠心移動が不要な場合もあります。
ガタガタの歯並び
いわゆる出っ歯
いわゆる受け口
上記でも少し触れましたが、①~④を併用しても、歯を並べるスペースが確保できない場合には⑤の抜歯という選択肢を取ります。
この時、抜歯の対象となるのは小臼歯(4番目か5番目の歯)が多いのですが、症例によっては、他の歯を選択肢とする場合もあります。
また、このように矯正治療をする上での抜歯は「便宜抜歯」といい、保険適用外となり自費治療です。費用は歯科医院により異なりますが、1本あたり5,000~15,000円前後が相場です。
「歯を抜く」と言われて、抵抗感のない方は少ないでしょう。特に矯正治療では、健康な歯を抜く場合が多いのでなおさらです。抜歯が必要なケースと言われたら、治療を開始する上で不安なことも多いかと思います。
歯科医師から矯正の治療計画上で抜歯の必要性を説明された場合、なぜ抜歯が必要なのか、抜歯をすることによるメリット・デメリットを、自分の納得がいくまできちんと聞いておきましょう。
インビザラインがマウスピース型矯正装置として登場してしばらくは、インビザラインでは抜歯ケースの治療は難しいとされていました。しかしインビザラインの技術革新は目覚ましく、現在では抜歯ケースはもちろん、幅広いケースに対応が可能となっています。
インビザライン治療における抜歯ケースの場合、通常以上に患者さんの協力(一日22時間以上の装着やアライナーチューイーの使用など)が、治療をスムーズに進めていく上でとても重要になります。また、治療期間も非抜歯(歯を抜かない)の矯正よりも長くなることが多いので、モチベーションをいかに保つか、という部分も大切なポイントです。
横浜関内矯正歯科ブランシュでは、患者さんの希望をしっかり伺い、できうる限りの最適な治療をご提案しています。無料相談は随時行っておりますので、是非お気軽にご相談下さい。